ためいきばかりの恋でした。


しあわせはあなたの隣にあるのだと確信をした遠い夏の日

あなたの背見失うたび泣きたくなる どうして迷子になっちゃうんだろう

「恋なんて寂しいくらいが丁度良い」言い聞かせては塗りこめた棘

あなたから貰ったものは香水の紅い林檎と大きな寂しさ

忙しいって、わかっているけど一度でいい。無理して欲しい私のために。

このままじゃ枯れちゃうってことわかってよ。お日さまも水も足りてないんだよ。

駄々捏ねた幼い日の様な痛みだった。欲しがることしか知らなかった。

砂時計零れゆく砂見詰めてた逆さにする術見つけられずに

温かい掌すごく好きだった 過去にしたくて選ぶ過去形

大丈夫、知っているから。いつの日か、今日が優しい昨日になること。



2006/12/10
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